「理由は分からないが、妻がずっとイライラしている」ということはないでしょうか。
私の父は、パート勤務だった母に対してずっとバカにしていて、母の発言に対してあまり関心を持たず、すぐに否定するようなことが多い人でした。
母は、ずっと父から抑圧されていると感じており、父に反発することも多く、そのうちに心を病んでしまい、精神科に入院する時期がありました。
父と母の関係を見ていた私は、結婚してからも妻に対して意見を尊重する姿勢を持ち、たまにはイライラされることもありながら、仲の良い関係を維持しています。
この記事では、いつも妻がイライラしているときに、夫がするべき5つの行動を紹介します。これらは、私が妻との関係の中で気づいたものです。
目次
妻がいつもイライラしているときの対処法は?
いつも妻がイライラしているという場合、あなたがこれらの行動を一つずつ行うことで妻のイライラが低減します。
- STEP1. 女性の大変さを理解し、社会を変える行動をする
- STEP2. 妻に対して敬意を示す
- STEP3. 自分のペースより家族のペースを優先する
- STEP4. 家事・育児を理解し、役割を担う
- STEP5. 妻との会話を増やす
妻のイライラの原因が夫以外であっても、夫の行動が重要
あなたの妻がイライラするきっかけは、育児、仕事関係、親せき・ママ友といった人間関係など、あなたが直接の原因ではないことも多いでしょう。
しかし、あなたの妻があなたに相談せずに、いつもイライラしているということは、あなたに頼っても意味がない、結局解決しないと思われているということです。
あなたが妻のよき理解者になることで、イライラのきっかけがあったとしても、あなたの行動やあなたとの会話によって、その日のうちにイライラが収まるのです。
いつも妻がイライラしているときにすべき5つのこと
STEP1. 女性の大変さ理解し、社会を変える行動をする
- 書籍・動画などで女性の生きづらさを理解する
- ニュースでセクハラや性犯罪のニュースに関心を持ち、意見を持つ
- 女性議員を支援する
- 女性支援団体へ寄付をする
- 「change.org」でオンライン署名に参加する
- 所属している組織でセクハラ・女性差別の根絶を訴える
- セクハラや下ネタなどの性的な発言をやめる
女性は男性に比べて、以下のような点で不公平を感じています。
- 昇進・昇格の機会に恵まれておらず、賃金が低い
- 痴漢やセクハラの被害を受ける
- 妊娠・出産によってキャリアが制限される
- 慣習により家事・育児を押し付けられる
男性ばかりの社会にいると、こういった大変さを知らずに過ごしてしまいますが、あなたの妻が子供のころからこういった大変さを抱えていることを理解しましょう。
ニュースでは、セクハラや性犯罪のニュースが毎日のように報道されています。こういったニュースに女性は敏感なので、あなたもこれらのニュースに対して意見を持ちましょう。
男尊女卑の古い価値観を捨て、女性が生きやすい社会に変えていくため、行動を起こしましょう。
STEP2. 妻に対して敬意を示す
- 妻の話を否定せずに聞く
- スマホをいじりながら話をしない
- 妻に対して「いじり」や「ツッコミ」をしない
- 乱暴な言葉遣いで妻と話さない
- 妻が1人の時間を持てるよう、育児を引き受ける
あなたは、あなたの妻を大切な存在として考え、その通りに行動できていますか?
見下すような態度や、無視するような態度を取っているのであれば、あなたの妻はあなたに相談することはありません。
冗談のつもりであなたの妻に「いじり」や「ツッコミ」をしている場合、あなたの妻は内心嫌な思いをしている可能性があります。あなたの妻がイライラしている状況では、「いじり」や「ツッコミ」はやめてみるのが良いでしょう。
STEP3. 自分のペースより家族のペースを優先する
- 食事のペース・歩くペースを家族と合わせる
- 外出時の準備は子供、妻を優先し、自分だけ勝手に準備しない
- マイルールや習慣に固執せず、家族の状況を優先する
- 趣味の時間は子供が寝たあとなどにする
- 自分の寝る時間を決めすぎず、妻が家事や育児で忙しそうなときには妻を手伝ってから寝る
- 家族と一緒の時間にゲームやSNSなどスマホをいじらない
- 家族と一緒の時間ではスマホの通知を切る
- 家族のために休暇を取る
家族をそっちのけで自分の趣味や友人関係を優先していないでしょうか。
あなたの妻は、子供が産まれてからずっと子供のペースに合わせて生活しているのに、あなたが独身時代と同じような生活をしているようでは、一緒に生活をしていても心が離れていってしまいます。
家族と一緒にいるのにスマホばかり見ていないでしょうか。ゲームやSNS、ネットニュースなどは、1日見ていなくてもまったく問題はありませんので、家族と一緒の時間ではスマホを見るのをやめましょう。
STEP4. 家事・育児を理解し、役割を担う
- 書籍・Web・動画などで育児について理解を深める
- 書籍・Web・動画などで家事について理解を深める
- 見えない家事についても理解する
- 仕事後の時間や、週末などにできる家事・育児を担う
- 家事代行・ベビーシッターなどを活用する
あなたの妻が日ごろ行っている、家事・育児を理解しましょう。
少しずつ家事・育児を分担し、妻の家事・育児の負担を減らしましょう。思い付きで1回だけするのではなく、毎日や毎週といった単位で継続して行うようにしましょう。
あなたの妻に時間の余裕ができれば、イライラの原因に向き合うことができるようになります。
あなたも時間の確保が難しい場合、家事代行サービスやベビーシッターなどの活用を提案しましょう。
STEP5. 妻との会話を増やす
- おはよう、おやすみ、ありがとうなどの挨拶、声掛けを増やす
- 妻が気にしていることについて、子供が寝ているタイミングで話をする
- 妻のちょっとした発言をメモに残し、忘れずに必要な行動をとる
- お金・キャリア・育児・介護など、妻が抱えている不安に向き合って解決策を二人で話し合う
- 妻と家族の夢を話し合う
ここまでのSTEP1~STEP4を行っていれば、あなたの妻のイライラの原因をあなたに相談するようになるでしょう。
あなたの妻が発した「気にしていること」を忘れないようにしましょう。すぐにメモに残し、買い物をしたり、相談するための時間を取ったりしてイライラの原因の解消に注力しましょう。
日々のイライラを減らすことができていれば、次のステップとして、家族の夢を話し合いましょう。家族の夢を共有することで、今後の家族の時間が充実したものとなるでしょう。
妻のイライラを解消し、家族の時間を充実させよう
あなたの妻のイライラにはいろいろな原因があるでしょう。あなたの妻の不満の根本を理解し、相談できる状況を作り、二人の協力によって問題を解決しましょう。
あなたが妻のよき理解者になることで、あなたの家族が夢を持ち、今後の家族の時間が充実することになるでしょう。