私の父は、いつも母に対して見下した態度を取っており、いつも母の話を否定し、母をけなすことも多い人でした。
母はそんな父の態度をずっと我慢していた結果、結婚から30年以上経ってから不眠や多弁といった症状を発症し、ついに精神科に入院することとなりました。
この記事では、「否定から入る」「妻をけなす」夫に対して、妻のあなたができる対処法を紹介します。
目次
夫との関係を改善する5ステップ
- STEP1. 感情を伝える
- STEP2. 様々な価値観があることを伝える
- STEP3. 具体的な解決策を提案する
- STEP4. 外に目を向ける
- STEP5. 第三者の助言を受ける
これらの対処を一つずつ行うことで、夫婦関係の改善が望めます。
STEP1. 感情を伝える
- 冷静に話し合いができる時間を取る
- どのような言動で傷ついたのか、具体的に指摘する
- 相手を非難するのではなく、「私はこう感じる」と自分の感情を伝える
相手の行動に対して非難をしても、聞き入れてもらえない可能性があります。
あなたの感情に着目し、具体的に傷ついた事例を伝えることで夫の態度の改善を試みます。
STEP2. 様々な価値観があることを伝える
- 私の価値観を尊重して、すぐに否定しないでほしいことを伝える
- 多様な価値観を持つ著名な人を紹介する
- 価値観の多様性に関する書籍を紹介する
妻に限らず、他人に否定的な態度を取る男性は、多様な価値観に対する理解が少ないと考えられます。
社会には多様な価値観を持つ人が存在し、妻であっても異なる価値観を持っていることが理解できるように啓発しましょう。
STEP3. 具体的な解決策を提案する
- 問題の指摘だけでなく、どのように改善したいのか提案する
- 具体的な例を挙げてどんなコミュニケーションが理想かを伝える
- 夫婦の理想の関係を伝える
あなたの夫は、「妻は何でも言うことを聞く」または「聞いて当然」と考えているかもしれません。
あなたの夫婦が主従関係ではなく、お互いを尊重しあう関係となるために、理想のコミュニケーションや関係を伝えましょう。
STEP4. 外に目を向ける
- 家庭内にとどまらず、友人との交流を増やす
- 自分の趣味に没頭する
- コミュニティに参加する
あなたの精神的・身体的なストレスを緩和するため、家庭外で発散できる場所を見つけましょう。
あなたにとってかけがえのない新しい交流の場が見つかると、夫の態度も「人生の大問題」と捉える必要がなくなるでしょう。
STEP5. 第三者の助言を受ける
- SNSで悩みを相談する
- 家族や友人に相談する
- 夫婦でカウンセリングを受ける
夫の不満をあなただけで受け止めるのではなく、第三者を交えることでストレスが緩和することができます。
相談できる人を探し、援助を求めましょう。
夫との関係の改善を取り組むべき理由
夫の態度を変えさせるため、あなたから夫を変えるための行動を起こすべきです。
今の夫の態度を放置することは、以下の懸念があります。
- あなたの自尊心を低下させる
- うつ症状をもたらす可能性がある
- 夫婦の距離が広がる
- 子どもへの悪影響がある
- あなたのキャリアの可能性をつぶす
モラハラが疑われる場合は専門家に相談を
この記事では、妻の意見を尊重しない夫への対処を5つ紹介しました。
夫の行動が、継続して精神的に傷つけるものであれば、モラハラが疑われます。
その場合は、あなた一人で専門家に相談し、夫と距離を取るなどの選択を考えましょう。