私の長女は、不妊治療を経て産まれました。
運よく、不妊治療の期間はあまりは長くはなりませんでしたが、妻にとってはつらい思いをした時期でした。
不妊治療の期間には、私なりに妻をサポートすることができたので、つらい治療であっても続けられたのだと思います。
この記事では、妻が不妊治療を行っている期間に、私が行ったを5つ紹介します。
目次
ストレスの多い不妊治療を継続するために夫ができること
- 不妊治療の理解を深める
- 必要な資金を確保する
- 積極的にクリニックに足を運ぶ
- 服薬・自己注射をサポートする
- 医療費控除や助成金申請の手続きをする
これらのことを実行することで、不妊治療が長期間になったとしても、夫婦で協力して乗り越えることができるでしょう。
不妊治療を続けるために夫のサポートが必要な理由
- 不妊治療は長期間にわたることが多く、「今回もダメだった」という失望を多く経験する
- 長期間にわたることで費用が増えていくことへの不安がある
- 不妊検査や採卵など、身体的な負担が大きい
- 頻繁に通院をしたり、定期的な自己注射が必要であるなど、時間管理・仕事との両立が困難になる
- 不妊治療を相談できる相手が少なく、孤立することが多い
不妊治療を行っている女性は、以上のような理由で一人で悩んでいることが多いです。
パートナーであるあなたのサポートによって、長期間にわたる不妊治療を前向きに取り組むことができるようになります。
妻の不妊治療を支えるために夫ができる5つのこと
- 不妊治療の理解を深める
- 必要な資金を確保する
- 積極的にクリニックに足を運ぶ
- 服薬・自己注射をサポートする
- 医療費控除や助成金申請の手続きをする
不妊治療の理解を深める
- 東京都妊活課などのサイト・書籍で不妊症、不妊治療について学ぶ
- 自治体の助成金の有無・保険適用の条件を確認する
- あなたの妻と大まかな期限、予算を話し合う
他人事にならず、夫婦の問題として取り組むため、不妊治療とは具体的に何をするのか、理解しましょう。
妻の治療がどのフェーズにあるのかを理解するのは、あなたの妻を支えためには必要なことです。
また、男性にも不妊の原因があることを理解することで、不妊治療が夫婦の問題であることを認識できるようになります。
必要な資金を確保する
- 定期預金の解約や、株式や投資信託の売却により、必要な資金を確保する
- クレジットカード(家族カード)での支払いを考えている場合、限度額を引き上げる
- 資金が不足しそうなら「不妊治療サポートローン」を申し込む
不妊治療には多くの費用が掛かります。不妊治療が長期にわたることになっても継続できるよう、必要な資金を準備しましょう。
クリニックの支払いはクレジットカードを使用できる場合がありますが、月の限度額を超えることがあるため、事前に限度額の引き上げが可能であるか、カード会社に確認しましょう。
積極的にクリニックに足を運ぶ
- クリニック選びの相談に乗る
- 男性不妊症の検査を受ける
- 採卵や妊娠判定など、不安が大きいタイミングで妻と一緒にクリニックに行く
クリニックへの通院を妻に任せっきりにしてはいけません。
クリニック選びの相談に乗ったり、不安が大きいタイミングで一緒にクリニックに行くなど、男性にもできることはあります。
クリニックに確認の上、可能であれば、診察室まで同行しましょう。診察室に同行ができない場合、待合室まで同行しましょう。
服薬・自己注射をサポートする
- 服薬・自己注射のスケジュールを理解する
- 妻に代わって自己注射の準備をする
- 薬の飲み忘れがないか口頭で確認する
不妊治療では、服薬や自己注射を管理する必要があります。負担を少なくするため、あなたが注射の準備を行うなど、できる限りの支援をしましょう。
医療費控除や助成金申請の手続きをする
- 高額療養費制度が利用できるか確認する
- 確定申告で医療費控除を申請する
- 自治体の助成金の申請をする
不妊治療の費用は高額になることがあります。
医療費が高額になる場合には高額医療費制度が利用できたり、医療費控除で税金が還付されたりします。
そういった手続きをあなたが理解し、申請をサポートしましょう。
医療費控除は夫婦のうち所得が多いほうが行うのがメリットがあるため、あなたのほうが所得が多いのであれば、あなたが確定申告を行うようにしましょう。
不妊治療をやめることになっても夫婦の良い関係を維持できる
不妊治療は長期間にわたる場合があり、必ず良い結果が出るわけではありません。
仮に良い結果が出ず、不妊治療をやめることとなっても、これらの妻に対する支援を行っているのであれば、不妊治療をやめることを決断しても、それは夫婦にとってマイナスの決断とはならないでしょう。